はじめまして

BHCパーソナルトレーニング代表の萩野智之と申します。

この度はレポートに興味を持っていただき誠にありがとうございます。

突然ですが、このレポートをお読みになっているあなたはおそらく

パーソナルトレーナー、スポーツクラブで働くトレーナー、エアロビクス・ヨガ・ピラティスなどのインストラクター、ボディケア、マッサージ関係者などの健康従事者、

もしくはこれからそのような業種を目指されている方がお読みだと思います。

僕が独立をした7年前と比べてパーソナルトレーニングジムをはじめスポーツクラブの多くは進出しては撤退をしているこの業界ですが

今後は益々生き残りする人とそうでない人の二極化が進むと言われています。

二極化が進む理由にあるのが

・SNSの普及などによって簡単に健康従事者を目指す人が増えたこと

・無料で多くの情報に触れることが可能になり、お客様の目も肥えてきて私たち健康従事者は同業種のサービスの中から選ばれる存在になったこと

があると思います。特にダイエットに関していうならば、

ある程度の筋トレのフォームと食生活のアドバイスだけができれば、

正直誰でもダイエット専門のトレーナーや健康従事者になろうと思えばなれるわけです。

お気づきの人も多いかもしれませんが、

健康従事者の中でも一般の人が一番簡単になれる業種が筋トレと食生活のアドバイスをするダイエット専門やボディメイク専門のトレーナーになります。もちろんダイエットもボディメイクも世間から多くのニーズがあるので一生ダイエット専門・ボディメイク専門のトレーナーとして生活していくのも大いにありだと思いますが、僕的には今後のことを考えると健康従事者としての武器はいくつも持っていたほうが良いと思っています。

僕自身も最初はダイエットやボディメイク専門のトレーナーとしてお仕事をしていましたが、今思うと途中から色々な武器(主には姿勢改善と痛み改善)を身に付けておいて本当に良かったなと思っています。

ダイエットやボディメイク以外にこの2つの強力な武器(姿勢改善・痛み改善)を備えたおかげで、お客様のニーズに合わせた対応だけでなく、お客様も気付いていなかったニーズを引き出し、お客様の満足度も上がり自分自身も日々楽しく自信をもってお仕事をさせていただいています。

つまり僕的には今後も健康従事者としてお客様や周囲の方々に貢献していこうと望んでいるのであれば、あなたも何らかの武器は備えていたほうが良いと思うわけです。

そしてあなたがこの文面を読んで『何か武器を備えておこう』と思われているのであれば

僕が自信をもってオススメするのは・・・

『解剖学をベースとした考え方が身に着く武器』

をオススメします。

解剖学をベースとした考え方が身に着く武器の一例としては最低でも

◇約200個ある骨の名前や部位に詳しくなる

◇骨格筋の起始・停止が正確に言えて且つ触診ができる

◇各関節運動に影響力が強い筋肉を把握している

◇筋膜の12連結をスラスラ瞬時で把握できる

などの知識を身に付けた上で最後は現場に活かす知恵を持っていることです。

※もちろんダイエット専門やボディメイク専門のトレーナーぐらいであれば上記の内容は知らなくて大丈夫だと思いますので、それ以外の武器を持ちたかったりスキルアップを望んでいる人であれば上記の内容を身に付けておくことは超重要になります。

僕は世間のパーソナルトレーニングや健康従事者のサービス提供の内容ってトレーニング種目は10名のお客様がいたらほとんど同じパターン(ビッグ3と体幹トレーニングがメイン)で、違うことといったら重さや負荷が違うだけのトレーニング指導が90%以上だと感じています。

僕がお客様だったらそんなパーソナルサービスは絶対に受けたくありませんし、もし僕がお客様の立場であれば、負荷や強度の調整はもちろんのこと、自分の骨格や筋肉のバランスに合わせた対応をしてくれる本当のパーソナライズされた指導を受けたいと思います。

◇毎回同じ内容のトレーニング指導を多くの人に提供している(変えるとしたら負荷ぐらい)

◇自分が提供しているサービスに自信がない人◇根拠に基づいたサービス提供をしたい人

◇トレーニング雑誌やインターネットなどからトレーニングのネタを探している人

◇ダイエットやボディメイクだけの指導以外に姿勢改善や痛み改善の指導に興味がある人

にとっては、以下のレポートは

解剖学の考え方をベースとした一人一人に対応できるパーソナライズ化されたサービスが提供できる大切な情報源になります。

これからの未来に対して、何かしらの武器を身に付けてお客様の満足度を上げて且つ

今よりも健康従事者としての仕事を楽しみたいと思われている人は

明日からの指導にお役立ちになると思います。

明日から使える!

【健康従事者なら知っておきたい骨盤の評価方法とアプローチする筋肉が明確になるスキルアップレポート】

骨盤を評価する際のポイント

ポイントはいくつかありますが、最初に確認しておきたい部位としては骨盤の評価になります。理由は骨盤が整うと自然と背骨の配列や脚の長さが整い結果的に全体のバランスが整いやすいからです。骨盤の前傾・後傾の評価を行う上で大事なポイントが

上前腸骨棘(ASIS)と上後腸骨棘(PSIS)になります。

【Ⅰ】側方観察からの評価

【標準な骨盤(やや前傾位が標準になります)】

一般的には側方観察でASISよりPSISが2-3横指高い状態になります

【骨盤の後傾位】

ASISとPSISの距離が2横指以下になると骨盤は後傾位なっていると判断します。

【骨盤の過前傾位】

ASISとPSISの距離が3横指以上になると骨盤は過前傾位なっていると判断します。

なぜ骨盤が後傾や過前傾になってしまうかというと

理由は筋肉の拘縮と弱化になります。

以下の表が骨盤の後傾・過前傾と関係が強い筋肉になります。

対処方としては

『拘縮している筋肉はストレッチやリリースで緩めて、弱化している筋肉はトレーニングで鍛える』

になります。

《過前傾の場合》

拘縮部のストレッチ&リリース

優先順位は 1.腸腰筋、2.大腿直筋、3.脊柱起立筋

②弱化部位のトレーニング

優先順位は 1.ハムストリングス、2.大殿筋、3.腹直筋

《後傾の場合》

①拘縮部位の施術

優先順位は 1.ハムストリングス、2.大殿筋、3.腹直筋

②弱化部位のトレーニング

優先順位は1.大腿直筋、2.腸腰筋、3.脊柱起立筋

【Ⅱ】前方観察からの評価(寛骨の傾斜の評価)

前方から左右のASISの高低差を比較し寛骨の傾斜角度の左右差を確認します

評価方法

①左右の寛骨の高低差の評価

→左右の寛骨の高さをASISで確認します

②左右の寛骨の前後傾の評価

→左右の寛骨の高さに差があった場合、どちらが高くどちらが低いのかは【Ⅰ】の骨盤の評価に基づいておこないます。側方からの骨盤の評価が前傾であれば、

ASISが低い側の寛骨が低い(前傾重心)と評価します。一方側方からの骨盤の評価が後傾であればASISが高い側の寛骨が高い(後傾重心)と評価します。

【Ⅲ】股関節の回旋角度の評価方法

評価方法

①仰臥位方法

正常基準を膝蓋骨の開き方に設定します

・標準はつま先の位置が45度-50度外旋(参考例:写真上の右足)

・つま先の位置が60度以上倒れている場合は股関節過外旋傾向の可能性が予想される

・つま先の位置が30度未満の場合は股関節過内旋傾向の可能性が予想される

②伏臥位方法

・標準は伏臥位で股関節は45度内旋

・下腿が45度より内に倒れると過外旋傾向の可能性が予想される

・下腿が45度より外に倒れると過内旋傾向の可能性が予想される

《過外旋傾向の場合》

①拘縮部位のストレッチ&リリース

優先順位は  1.大殿筋、2.深層外旋六筋、3.大腿二頭筋

②弱化部位のトレーニング

優先順位は  1.中殿筋・小殿筋、2.大内転筋

《過内旋傾向の場合》

①拘縮部位のストレッチ&リリース

優先順位は  1.中殿筋・小殿筋、2.大内転筋

②弱化部位のトレーニング

優先順位は  1.大殿筋、2.深層外旋六筋

ここまでは私自身が健康従事者としては最低限抑えておいたほうが良い内容でしたが

いかがだったでしょうか?

おそらく、あなたはこのレポートをお読みになる前よりはアプローチすべき筋肉が理解できたと思います。

あとは筋肉に対して正しい鍛え方とストレッチ&リリースを実施すれば

明日からあなたのサービスはお客様に喜ばれるんではないかと思います。

・健康指導者として覚えておきたい股関節可動域基準

以上になります。

上記の内容はどれも私が普段からお客様の指導をする際に観察している基本のポイントばかりになります。お客様に寄り添いながら、サービスの質を高めてお客様の満足度を高めたいと思う人は今回の情報を少しでも役立てていただければ幸いです。もし感想やご質問等がありましたらご登録のLINE@から直接のメッセージも喜んでお待ちしています。

BHCパーソナルトレーニング 萩野智之